2023 Nov 18-19th MOTEGI RACE Report
#1 モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC
意気込み
2位に対して10ptの差をつけてシリーズランキングトップで最終戦に乗り込むこととなった。
寒い時期の茂木は初開催となるため、データが少ない中での走り出しとなり、チャンピオン獲得に向けてエンジニアと密にコミュニケーションを取りながら今大会に臨んだ。
2023シーズン最終局面。栄冠に向けた大一番。
DAY1
PRACTICE
練習開始時点からトムス勢はライバルに対して遅れをとっている状況だった。
初日は全体4番手で走行終了。
2日目は終日ウエットコンディションとなり、8台のみが出走。
レース当日は晴れ予報のため走行しない選手もいたが、マシンセットを変更しながら周回を重ね、全体2番手で2日目を終えた。
予選に向けて、ドライコンディションでのテストが不十分な状態で練習走行を終えたため、不安を残したままレースプログラムに進むこととなった。
QUALIFY
朝早くの出走となり、路面温度が非常に低い中での予選となった。
テストが不十分な中、路面コンディションを予測してセットアップを変更して予選に挑んだ。
Q1 P7
チャンピオンに向けて少しでも前のグリッドを勝ち取りたいと考えていたが、変更を加えたセットアップが路面状況にマッチせず、7番手タイムと後方に沈んでしまう結果となった。
Pos. | No. | Name | Car Name | Time |
---|---|---|---|---|
1 | 50 | 木村 伊織 | HFDP WITH B-MAX Ra | 1’43.285 |
2 | 2 | 小出 峻 | HFDP WITH TODA Ra | 1’43.805 |
┊ | ┊ | ┊ | ┊ | ┊ |
7 | 1 | 平良 響 | モビリティ中京 TOM’S 320 | 1’44.325 |
Q2 P3
Q1でのマシンバランスをもとに短いインターバルの中でセットアップを変更してQ2に挑んだ。大きくタイムを上げて3番手タイムを出すが、ライバルがダブルポールを取ってしまう。
Pos. | No. | Name | Car Name | Time |
---|---|---|---|---|
1 | 50 | 木村 伊織 | HFDP WITH B-MAX Ra | 1’43.277 |
2 | 52 | イゴール・オオムラ・フラガ | FANATEC-GT WITH B- | 1’43.457 |
3 | 1 | 平良 響 | モビリティ中京 TOM’S 320 | 1’43.472 |
RACE 1 P4
7番手からのスタート。
チャンピオンに向けてどうにか表彰台圏内まで追い上げたいと意気込んでいた。
しかしコース特性上オーバーテイクが難しいため、スタートが非常に重要になる。
いつも以上に集中して挑んだスタートが決まり、一気に4番手までポジションアップ。
目指すは表彰台と懸命に前を追うものの、レースペースが悪くジリジリと引き離されていく展開となった。
そのままオーバーテイクはできず、精一杯出し切った結果4番手でのチェッカーとなった。
Pos. | No. | Name | Car Name | Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 50 | 木村 伊織 | HFDP WITH B-MAX Ra | |
2 | 53 | 菅波 冬悟 | B-Max Engineering 320 | 2.754 |
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4 | 1 | 平良 響 | モビリティ中京 TOM’S 320 | 6.762 |
DAY2
RACE 2 P5
3番手からのスタート。
RACE1で圧倒的にペースが悪いことを思い知らされたため、RACE2に向けて大きなセット変更を施した。
しかしスタートで大失敗してしまい6番手まで後退。
スタート時の混乱の中で走路外走行から追い越したとして5秒加算ペナルティを取られてしまう。
その後のレースペースは改善され、徐々に追い上げていく展開。
4番手まで順位を上げチェッカーを受けた。しかしペナルティによりリザルトは5番手となった。
ポジションを上げないとチャンピオン争いにならないため、無理をしなければならない状況であった。
Pos. | No. | Name | Car Name | Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 50 | 木村 伊織 | HFDP WITH B-MAX Ra | |
2 | 52 | イゴール・オオムラ・フラガ | FANATEC-GT WITH B- | 6.572 |
┊ | ┊ | ┊ | ┊ | ┊ |
5 | 1 | 平良 響 | モビリティ中京 TOM’S 320 | 16.311 |
RACE 3 P4
4番手からのスタート。
チャンピオンを取るためには優勝する且つ、ライバルがノーポイントで終えるというかなり望みの薄い状況となっていた。
スタートを決めて3番手に浮上し、上位2台を追いかけていくが、やはりレースペースが足りない。目の前の2番手をシリーズ争いをしているライバルが走行しているが、徐々にその背中が小さくなっていく現実を目の当たりにする展開となった。
そのまま3番手でチェッカーを受け、悔しさが残る茂木大会が幕を閉じた。
Pos. | No. | Name | Car Name | Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | 菅波 冬悟 | B-Max Engineering 320 | |
2 | 52 | 木村 伊織 | HFDP WITH B-MAX Ra | 2.365 |
3 | 1 | 平良 響 | モビリティ中京 TOM’S 320 | 3.574 |
To all my Sponsors
今回もご声援ありがとうございました。
残念ながらチャンピオンには届きませんでした。
しかし今年一年シリーズ争いをすることができて今後のレース人生においてもいい経験となり、勉強となりました。
また、来年はSuperFormulaに上がれないことが決まってしまいました。
いつ現れるかわからないチャンスのために腐らずトレーニングなど日々の鍛錬を積み重ねていきたいと思います。
今後とも応援よろしくお願いいたします。