2023 JULY 15-16th FUJI RACE Report Rd.10,11,12
#1 モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC
意気込み
前回の鈴鹿大会で逆転しシリーズランキング首位で後半戦に突入。
今大会の富士はトヨタの本拠地でホームコースでたくさん走りこんでいるためここでポイントの差を広げていきたいなと考えて臨んだ。
激化するシリーズ争い。試される底力。
DAY1
PRACTICE
今大会からドライタイヤがヨコハマタイヤに変更になり、タイヤに合わせこむことが出来るかが肝となる。
タイヤの使用数に制限があったが、木曜から金曜の午前まで雨での練習走行となった。
予選、決勝は晴れの予報だったためドライの新品タイヤの使いどころがチームによって大きく分かれる状況となった。
金曜の午後はドライでの走行となったためそこで新品タイヤでのアタックを行い、最後のセッションではトップタイムを記録。
予選に向けて良いフィーリングを持って練習走行を終えた。
QUALIFY
気温が低く、風が強い中での予選となった。
練習でドライのテストを十分にできていない中で、このコンディションに向けてセットアップをして出走した。
Q1 P5
マシンバランスが悪くとても乗りにくい状態だった。その中でもどうにか踏ん張り、何とか1周まとめ上げた。
風向きや気温の小さな変化によりマシンバランスが大きく変化することを実感した。
Pos. | No. | Name | Car Name | Time |
---|---|---|---|---|
1 | 37 | エンツォ・トゥルーリ | モビリティ中京 TOM’S 320 | 1’34.153 |
2 | 10 | 堤 優威 | Rn-sports F320 | 1’34.166 |
┊ | ┊ | ┊ | ┊ | ┊ |
5 | 1 | 平良 響 | モビリティ中京 TOM’S 320 | 1’34.425 |
Q2 P1
Q1でのフィーリングを基にセットを変更し、マシンバランスを微調整した。
バランスが改善され、アタックも完璧に決めることが出来て決勝2のポールポジションを獲得した。
Pos. | No. | Name | Car Name | Time |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | 平良 響 | モビリティ中京 TOM’S 320 | 1’34.103 |
2 | 50 | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX | 1’34.159 |
RACE 1 P1
5番手からのスタート。
決勝1での結果で決勝3でのスタート位置が決まるため非常に大事。
得意なスタートで1台をパスすると、その後ストレートで
1台オーバーテイクし3位に浮上。
1位の選手は逃げてしまっている中、スーパーGTでチームメイトである堤選手を追う展開となった。
堤選手のペースが速く、なかなか追いつけなかった。
ファイナルラップでようやく追いつき、オーバーテイクの機会をうかがうものの、前に出ることはできず
そのままの順位でチェッカーとなった。
Pos. | No. | Name | Car Name | Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 37 | エンツォ・トゥルーリ | モビリティ中京 TOM’S 320 | |
2 | 10 | 堤 優威 | Rn-sports F320 | 2.969 |
5 | 1 | 平良 響 | モビリティ中京 TOM’S 320 | 3.706 |
DAY2
RACE 2 P3
ポールポジションからのスタート。
シリーズランキングを争っている木村選手が2番手からのスタートとなった。
スタートを難なく決め、トップ快走。
中盤からペースが厳しくなり、木村選手が追ってきているのをミラーで確認しつつ何とか抑えていた。
しかしストレートで横に並ばれると、そこから約1周かけて激しいバトルが勃発した。
接近走行中の乱気流によって高速コーナーで何度もコース外を走行してしまい、ペナルティを受けた。
木村選手も追い越し時の幅寄せでペナルティを受けた。
正式結果3位となった。
Pos. | No. | Name | Car Name | Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | 小出 峻 | HFDP WITH TODA … | |
2 | 50 | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX | 1.276 |
3 | 1 | 平良 響 | モビリティ中京 TOM’S 320 | 1.691 |
RACE 3 P2
決勝2の結果より3番手からスタート。
スタートで1台をパスし1位の選手を追う展開に。
平良の装着するタイヤは決勝2で使用したものに対し、1位を走行中の選手は予選でのみ使用したタイヤを装着。
このタイヤディスアドバンテージによってついていくことで精いっぱいとなってしまった。
終盤は後ろに追われる展開となり、6位スタートの木村選手が後ろまで迫ってきた。
ファイナルラップにテールトゥノーズとなったが何とか死守して2位ゴールとなった。
Pos. | No. | Name | Car Name | Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 37 | エンツォ・トゥルーリ | モビリティ中京 TOM’S 320 | |
2 | 1 | 平良 響 | モビリティ中京 TOM’S 320 | 2.870 |
To all my Sponsors
今回もご声援ありがとうございました。
今大会の結果でシリーズランキング首位を守り、ポイント差を2→7点まで広げることが出来ました。
次戦まで1か月のインターバルがあるので
この期間を有効に使っていきたいと思います。
また、レース直前に誕生日がありたくさんのファンや応援いただいている皆様からメッセージをいただきとても力になりました。
残り2大会、シリーズチャンピオン獲得に向けて精進してまいります。